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WHITE ALBUM2 ☆5 「エロゲーのドロドロ三角関係の最高峰。昼ドラ好きなら突き刺さるタイプの傑作」

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ギル評価Ⅴ 作品名でGoogle検索 6,600円で評価

他の追随を許さない三角関係ドロドロエロゲーの最高峰。

このさっぱりとしたタイトルにこのキレイなCGなのに内容とのギャップが凄まじいです。

下手するとNTRモノよりよっぽどきついものがあります。だがそれがいい。( ̄ー ̄)ニヤリ

さて今作、クリア後は気分が激しく落ち込むほどの出来です。

なぜかというと、エロゲーで昼ドラをテーマにした高校、大学、社会人と時代が変わっていくドラマを長々と表現したような作品だからです。長期ドラマ作品の最終回のあとのような視聴後の感覚になります。

ボリュームの大きな面白い昼ドラドロドロ展開をたっぷり楽しんだ後は精神的に疲弊してしまうというわけですねえ。

今作をクリア後は、他エロゲーでは物足りなさを感じてしまうこと間違いなしな出来です。

プレイ前はそれだけの大作をプレイする覚悟で臨みましょう。

他エロゲープレイ予定があるなら、そちらを先にプレイしましょう。今作プレイ後は並のエロゲーでは霞んでしまいますので。。。

CG149

プレイしたのは2016年秋と実に5年前ですので詳細は覚えてませんが、とてつもなく面白かったという記憶だけはしっかりあります。

主人公とメインヒロイン二人、そして取り巻く人間関係が面白い!

エロシーンは正直微妙。というか今作をエロ目的にプレイするのは避けたほうが良いです。
といっても、プレイしてるうちにエロ目的じゃなくシナリオ目的に切り替わってしまうだけの面白さがありますが。

なぜ、ホワイトアルバム2が面白いか。

・ドロドロ三角関係だけど仲良くやりたいという現実味のある部分があり、ある程度共感できる
主人公を好きになってしまったメインヒロイン二人と織りなす三角関係の展開ですが、エロゲーなら3Pハッピーエンドやっちゃうところ、今作は違います。
現実味のある、一人の女性を選ばなければならず苦悩する主人公に興味津々です。
これでスパッとかっこよく選べちゃうのがエロゲー主人公ですが、このホワイトアルバム2の主人公はどっちも好きだけどどっちかを必ず選ばなければならない。
そんな中、なし崩しに失敗して泥だらけになりながらも選択していくという等身大の少年青年、という感じです。
優柔不断なクズとされそうですが、実際に主人公の立場になったらそんなに即断即決できず、迷いながらも選択せざるをえない、そんな状況になると思います。
そしてヒロインや周りの人の気持も痛いほどよく分かってしまいます。
だからこそ、共感できるからこそ引き込まれる物語なんですよね。
昼ドラを楽しめない人は面白くないだろうあ、と思います。

・先がどうなるのか気になって仕方ない、引き込ませる展開が多い
登場人物の行動が読めるようで微妙に読めない、その絶妙さが楽しめます。突飛な行動もなく、プレイしていて気になって仕方がありません。
気づけばどんどん読み進めてクリアしてしまっていた、そんなシナリオゲーです。

・メインヒロイン以外のキャラが魅力的で、どう動くのか楽しみ
主人公とメインヒロイン以外のキャラも濃く、物語上どう動いていくのか目が離せません。
展開がどう変わっていくか、プレイしていて楽しみで仕方がない、そんな作り込みをしています。
欠点としてはやめ時が分からず睡眠不足のおそれがあるくらいですね。

色々書きましたが、ホワイトアルバム2は最っっっっ高に面白い傑作だということが言いたいです。

迷ってるなら是非プレイしていただきたい、珠玉の逸品です。

こちらは非エロのVita版。PS3版も。エロシーン以外の部分もオススメなので、パソコン持ってないけどVitaやPS3は持ってるという方はこちら。
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『WHITE ALBUM2』がWindows10対応版となって登場!!

■プロローグ(introductory chapter)
冷たい風を震わせて、歌が聴こえてきた――

夕暮れの音楽室で俺が奏でるギターに合わせるように。
隣の教室で顔も知らない誰かが奏でるピアノに合わせるように。

屋上から響いてきた、鈴が鳴るように高く澄んだその声は、
バラバラだった俺たち三つの旋律を繋いでくれた。

始まりは、そんな晩秋。
そのとき、誰かが誰かに恋をした。

誰もが一生懸命だった。
誰もが強い気持ちで突き進んだ。
誰もが、ひたむきに、まっすぐに、正直に――
心の底で結ばれ、かけがえのない瞬間を手に入れた。

だからそのとき、誰かが誰かに恋をしてしまった。
一足遅れの、してはいけない恋を。

そして冬――降り積もる雪は、すべての罪を覆い隠し。
やがて春――雪解けと共に、すべての罰を下す。


■プロローグ(closing chapter)
冷たい風を震わせて、歌が聴こえてきた――

夕暮れのキャンパスに、誰もいない学食に、寂しげな校舎の窓辺に。

三年前に凍らせたはずのあの歌が。
情熱に突き動かされ、純粋な想いを綴った、欺瞞の歌が溶けてゆく。

あの、三人だった冬も今は遠く、
一人と一人の季節を何度も繰り返し。

続きは、そんな晩秋。
あの時引きちぎろうとした絆の、醜い傷痕が乾くこともなく、
けれど、何かが変わる予感とともに始まっていく。

寂しい二つの旋律は、互いを惹きつけ傷つけて、
そしてまた、新たな旋律を呼び寄せる。

もうすぐ、新しい冬が来る。
あのひとといられない、そしてあいつのいない冬が。

ホワイトアルバムなんて知らない。
だって、もう何も歌えない。

届かない恋なんてしない。
だって、もう人を愛せない。